煙草の時間

喘息持ちですが、最近稀に煙草を吸います。
……いやま、この先ずっと吸おうとは思いませんけども。最近は嫌煙家多いし。それに吸うといっても三日に一本、みたいな頻度で。
主な理由は作品の資料になるから。煙草を吸うシーンを書こうかな、と思って。リアリティを追究しようとすると、どうしても実体験が必要に思えたからです。吸い始めたときは上手く吸えないなぁ、とか、煙が目に入ると涙が出る、とか。煙草初心者ライフを体験しています。
しかしこれまで頑なに吸わなかったのに吸ってしまったのは、一度吸っちゃったからなのかな、と、そんな事を考えて、それもまた小説に使えないかと考えます。
なんか割と病気だなぁ。
作劇上の小道具としても面白いし。
ただ、それだけじゃあなくて。
煙草ってのは緩やかな自殺で、穏やかな自傷で、最高の暇潰しなんじゃないでしょうか。一本で10分短くなる寿命っていうのはそういうものに見えます。とても詩的で、それでいて退廃的っつーか。
作品の材料として申し分ない。
と、まあ、単なるメモ書きですけども。