これで六回目である。

 六回書いた。
 頑張った。
 誰も読まなかった。
 とかになったら切ないかというと、んなことはなくこっちはただ書きたいからかいてるだけなんである。
 要するに、丸投げ。
 そんな丸投げ連発の今日の日記ですが、ふと、ボーっとしていると、いつの間にか、変なロボット小説考えてました。



 空からロボが降ってきた。


 空からと言っても大気圏突入は誰も見ておらず、そのときたまたま近くに居た人間の証言によると、中空に現れてから、地面に落っこちてきたんだとか。
 宇宙から来た星の使者、とかではなく。
 サイキックな生体ロボ、らしかった。
「ほら、見た目とかそれっぽくない!?」
「いや聞かれても」
 窓にロボの映る部屋、二人いるうちの片方、九倉亜月はツッコんだ。
 いきなり空からロボっぽいものが現れるという前人未踏な状態の中、呑気に見ているのは亜月らだけだった……とはお世辞にも言い難い。平和ボケといわれるこの国だ、駄目な大人は沢山いる。いや駄目な子供もいっぱいいる。テレビ局はこんな楽しい出し物を逃すはずも無く、オタク共はロボに乗ってあわよくば主人公になろうと画策しているようだった。
 もっとも、そういった駄目な方々は見えない壁にぶつかってたり、ロボを取り巻く自衛隊に捕まったりなんかしちゃったりしてた。現に今でも怒号のような何かが聞こえてくる。
「あーそこの阿呆ーッ!! 非難せいやいてまうぞゴルアアァァァァア!!」
「だかぁしいわ公僕共ォ!! 俺はコイツに乗るんじゃ、コイツは俺が呼んだんじゃア! 家から徒歩二十分の距離に現れたのがその証拠! 俺はコイツに乗って、悪の四次元人と戦って、ヒロインやら幼馴染やら義妹やら義弟やら敵の露出度高いねーちゃんやらにフラグ乱立させるんじゃああああぁぁkぁfj;lkrじゃf!!!!」
「死んだって構うかぁ! こっちは社会的に抹殺されてんだ、だったらいっそこれに乗ってどこか遠くで幼女ハーレムじゃぁあああああああああああ!!!!!!」
「避難しなさい、親が泣くぞー」
「無駄飯ぐらいが死んで親ぁ笑うわぁぁぁぁぁあ!!」
「じゃあお前が死んだら親が喜ぶぞー。それでもいいのかー」
 見下ろせばホラ、そこに馬鹿。
「…………うん、なんか、末期な人がいっぱいいるね……」
芽衣ももっと頑張って、あのくらい出来るようにならないとねー……」
「……うん……ほどほどにね…………」
 もう一人の名前は芽衣というらしかった。分厚いメガネに金髪ツインテール、幼さの残る顔立ちは、あからさまに何かのキャラを意識しているように思える。
 当然の如く、メガネを外せば美少女だった。ちなみにメガネは伊達である。
 そしてもう一人の方、亜月はというと……没個性な重い黒の髪色はあまり手入れをされておらず、時折毛先がハネている。節目がちな目に、薄い銀縁のメガネ(こっちは本物)、よく作中で『どこにでもいそうな』と表現されるタイプの人間だった。名前から誤解しそうだが、一応男。
 二人とも今年で十六になる、幼馴染だった。


 こっからもっと阿呆なストーリー展開をする予定だったのですがなんかめんどいので放置。
 ちなみにここからなんかロボットが「あずきはどこだ」とか言い出して『あずき』に当てはまる人間全て集めてなんか超展開する予定でした。
 どっちにしろ進める気はありませんでした。